ソフトバンク、モバイル広告ネットワークのInMobiに出資
2011年9月15日 22:23
ソフトバンクは15日、モバイル広告ネットワーク事業を展開するInMobiグループのInMobi(インモビ)に1億ドル(約77億円)出資したと発表した。2012年4月にも追加で1億ドル出資することを予定しているという。
InMobiグループは、2007年にインドでモバイル広告ネットワークサービスを開始。シンガポール、バンガロール、東京、ロンドン、サンフランシスコ、ナイロビに拠点を持ち、8月時点で全世界のリーチ数が3.4億人、月間広告インプレッション数が470億回の規模を持つ。
今回の出資を通じて、ソフトバンクとInMobiグループは、急成長するモバイル広告分野でグローバルな協業を検討していくという。ソフトバンクは、同社グループのアジアのインターネット企業群も含めたシナジー効果が期待されるとしている。
ソフトバンクの孫正義社長は声明で、「世界最大級のモバイル広告ネットワーク企業であるInMobiグループと協業できることを、非常に嬉しく思っている」「InMobiグループとの提携を通じてモバイルインターネット分野の成長が加速し、アジアNo.1インターネットカンパニーを目指すソフトバンクが、さらに進化していくことを確信している」とコメントしている。
ソフトバンクグループ企業のモバイル広告事業としては、ソフトバンクモバイルが7月にスマートフォン向けネットワーク広告配信サービス「ソフトバンクスマートフォンメディアパッケージ」の提供を開始している。