第一三共、排尿障害改善薬「シロドシン」の新薬承認を中国で取得
2011年9月15日 11:00
第一三共の子会社である第一三共製薬(北京)有限公司(以下「第一三共(北京)」)は、中国・食品薬品監督管理局から前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「シロドシン」(中国語製品名:利福(R))の新薬承認を取得したという。
「シロドシン」は、主に前立腺に存在するα1A受容体を遮断することにより、前立腺の緊張を緩和して尿道抵抗を軽減し、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善。既存薬に比べ効果の発現が早く、尿が出にくいなどの排尿症状や、頻尿、残尿感などの症状を改善する特長がある。また「シロドシン」はキッセイ薬品工業により創製された選択的α1A遮断薬で、日本ではキッセイ薬品工業と共同で開発、「ユリーフR錠」の製品名で共同販売している。中国においては、第一三共(北京)が開発・製造・販売権を有しているという。
同社は、本剤をはじめとする革新的な医薬品等の提供を通じて中国でのプレゼンスを拡大し、患者さんのクオリティー・オブ・ライフ(生活の質)の向上に貢献する。