【銘柄診断】ダイヤモンドダイニングは割安水準に到達したが支援材料に乏しい
2011年9月14日 09:49
ダイヤモンドダイニング <3073> は14日、4900円安の15万4800円と年初来安値を更新し低調な展開となっている。
同社は全店異なる業態の飲食店を展開しているのが特色。景気の先行不透明感による個人消費の伸び悩み、企業間競争の激化に加え、東日本大震災の影響により消費マインドが更に低下、今2012年2月期第1四半期は営業利益が9300万円の損失(前年同期は2億2100万円の黒字)と落ち込んだ。
6月1日付けでビリヤード、複合カフェなどを54店舗運営しているバグースを子会社化、6月から連結業績に寄与する。このため、今2月期通期の売上げは前期比34.7%の大幅増収となるが、利益面では第1四半期の落ち込みをカバーすることはできず、営業利益は7億1200万円と前期比9.5%減益が予想されている。
PBRは0.7倍とそれなりの割安水準に到達したが、配当計画も未定で押し目買いを誘引しにくい。出直り相場へ向けては何か材料が欲しいところだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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