【銘柄診断】クレディセゾンは1Q好決算見直しに安値期日接近がオンして急反発
2011年9月13日 16:15
クレディセゾン <8253> は13日、55円高の1441円まで上げて47円高の1433円と急反発し、後場も高値近辺で売り買いが交錯した。
同社株は、8月5日に発表した今3月期第1四半期(1Q)の好決算をキッカケに1507円の戻り高値まで260円高して、半値押し水準でもみ合っていたが、9月15日に3月の年初来安値1122円の絶対期日が到来することから、売り方の買い戻しが先行し下げ過ぎ訂正に再発進した。
1Q業績は、前年同期比11%減収、2%経常増益、46%純益増益と続伸し、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率は、85~98%と目安の50%を大きく上回るとともに、市場コンセンサスも約30億円超えた。売り上げは、カード事業を会社分割したことで減収となったが、利益は、与信管理・債権回収を強化して貸倒コストが減少、利用明細書の「WEB明細」の登録会員数を拡大して通信費を減少させたことなどが寄与した。
2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、前期計上の東日本大震災関連の特別損失一巡で170億円(前期比32%増)と増益転換を見込んでいる。なお9月12日発売の東洋経済会社四季報秋号では、今期純利益を200億円と強気に観測している。
信用取組は、売り長で逆日歩がついており、安値絶対期日到来とともに売り方の買い戻しが加速、PER15倍台、PBR0.7倍の割安修正に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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