東芝、液晶テレビ新製品「レグザZ3」:録画番組をLNAでスマホに転送

2011年9月13日 11:21

 東芝は13日、液晶テレビ「レグザ(REGZA)」の新商品として、「レグザZ3シリーズ」を10月上旬から発売すると発表した。47V型、42V型、37V型の3サイズ展開で、USBハードディスクに録画した番組をスマートフォンなどで視聴できる「レグザリンク・シェア」サーバー機能などを搭載している。

 新たに搭載する「レグザリンク・シェア」サーバー機能では、別売りのUSBハードディスクに録画した番組を家庭内ネットワークを介して別の「レグザ」やスマートフォンなどで視聴することができる。リビングルームにある同製品で録画した番組を、プライベートルームにある別の「レグザ」で視聴したり、スマートフォンに配信して自宅の好きな場所で楽しむといった使い方ができる。

 画質面では、カラーテクスチャー復元技術を採用した「レゾリューションプラス7」を新たに搭載することで、緻密で色彩豊かな映像を実現したという。通常のテレビ放送は、元映像がデジタル放送信号に変換される過程で色の情報が少なくなるが、同技術では色の濃い部分を形成する輝度情報を緻密に高めることで、より鮮やかで質感のある映像を作り出す。

 液晶パネルとしては、フルHD IPSクリアパネルを搭載し、広い視野角と高精度なLEDバックライト制御による高画質化を実現した。液晶を構成する分子の配列を高精度に制御するハイコントラスト液晶を採用することで、従来パネルに比べコントラストも約45%向上させた。

 機能面では、長時間録画モードを搭載し、2TBのUSBハードティスクにデジタル放送を最大約711時間録画できる。また、地上デジタルチューナーを3個搭載しており、地デジ番組を自由に視聴しながら同時に2番組をUSBハードディスクに録画できる。

 11月中旬から発売する「ZP3シリーズ」は、高画質な3D映像を楽しめる「シアターグラス3D」に対応しており、クロストークを抑えた明るい3D映像を大画面で視聴することができる。

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