H-IIAロケット19号機の打ち上げを9月17日に再設定
2011年9月12日 10:15
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業株式会社は9月8日、政府の情報収集衛星「光学4号機」を載せたH-IIAロケット19号機を、9月17日に種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。
H-IIAロケット19号機の打ち上げは元々8月28日に予定されていたが、指令破壊受信機に不適合が確認されたため、打ち上げが延期されていた。JAXAによると、部品の修理作業が完了し、打ち上げの見通しが得られたことで、新しい打ち上げ日時を再設定したという。
情報収集衛星は事実上の偵察衛星。光学衛星とレーダ衛星の2基1組で運用され、今回打ち上げられるのは「光学衛星4号機」となる。情報収集衛星の打ち上げは2009年11月の「光学衛星3号機」以来、約1年9ヶ月ぶり。
H-IIAロケット19号機の打ち上げ日時は現在、9月17日13時から15時に再設定されている。また、情報収集衛星の打ち上げはセキュリティー上の観点から、インターネットによる公式な打ち上げ中継はないとみられる。
この写真は機体移動中のH-IIAロケット9号機である。
■H-IIAロケット19号機による情報収集衛星光学4号機の打上げ日について
http://www.jaxa.jp/press/2011/09/20110908_h2af19_j.html
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