【銘柄診断】神戸物産は３Ｑ大幅続伸業績を見直し内需割安株買いで続伸
2011年9月12日 16:51
神戸物産 <3038> は１２日、５円高の２２２０円と続伸し、２月１０日につけた年初来高値２２９５円を意識する動きを強めた。９月７日に発表した今１０月期第３四半期（３Ｑ）業績が、大幅続伸して期初予想の１０月通期利益を一部上回ったことを見直し内需関連の割安株買いが増勢となった。
３Ｑ業績は、前年同期比９％増収、４０％経常増益、５３％純益増益と続伸し、経常利益は、通期の年間予想をすでに１億４２００万円上回り、純利益も通期予想比で９８％の高利益進捗率となった。
業務スーパー事業で３２店舗を新規出店（退店４店舗）し、独自輸入の食品や自社のオリジナル商品を販売促進、外食・中食業態の神戸クック事業でも、新規出店や新業態開発を積極化したことなどが好決算につながった。
１０月通期業績は、食品の原材料価格高騰など厳しい状況が継続するとして期初予想値を変更しなかったが、それでも純利益は、１６億円（前期比６８％増）と６期ぶりの過去最高更新を見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値１５３０円まで突っ込み、下げ過ぎ訂正で底上げしたものの、好決算継続や好調な月次売り上げ・営業利益にも反応は小幅で２１００円台で小動きが続いていた。大証２部株のハンディはあるが、ＰＥＲ１０倍台の割安修正で高値奪回を目指そう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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