デルタ2ロケット、双子の月探査機「グレイル」を打ち上げ
2011年9月11日 15:15
米航空宇宙局(NASA)とユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間9月10日9時8分(日本時間22時8分)、双子の月探査機「グレイル」を載せたデルタロケット(デルタII)を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約79分後に「グレイルA」、約88分後に「グレイルB」をそれぞれ所定に軌道に投入し、打ち上げが成功した。
「打ち上げ成功おめでとうございます。ULAはNASAのグレイル・ミッションの一部として参加できたことに誇りに思っています」
今回の打ち上げ成功を受け、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長はこのように述べた。
「グレイル」は2機の探査機「グレイルA」と「グレイルB」から成る月探査ミッションで、2011年大晦日と2012年正月にそれぞれ月周回軌道に投入された後、約半年にわたって月の重力場を正確に測定し、月の内部構造の特定や、月がどのように形成され、どのように進化したのか探る。
写真=NASA。
■NASA Launches Mission to Study Moon From Crust to Core
http://www.nasa.gov/mission_pages/grail/news/grail20110910r.html
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