高校生の求人倍率は0.68倍、東北・関東で求人数が減少 厚労省
2011年9月10日 21:48
厚生労働省は9日、来年3月に高校や中学を卒業する生徒について、平成23年7月末現在の求人・求職状況を取りまとめ、その結果を発表した。対象は、学校や公共職業安定所からの職業紹介を希望した生徒。
同省によると、高校新卒者では、求人数は約12万7000人で、前年同期比2.0%の増。求職者数は約18万7000人で、同0.2%の増。求人倍率は0.68倍で、同0.01ポイントの増だった。
東日本大震災の被災3県の求人状況は、岩手県が求人数1,258人分で、前年同期比13.5%の増だった。一方、宮城県は求人数1,851人分で、同9.0%の減。福島県は求人数1,779人分で、同14.7%の減だった。全体として、前年に比べ、東北・関東で求人数が減少した。
また、中学新卒者では、求人数は430人で、前年同期比6.3%の減。求職者数は1,684人で、同24.5%の減。求人倍率は0.26倍で、同0.05ポイントの増だった。