【銘柄診断】クルーズは1Q最高業績見直しを類似会社IPOが支援して高値肉薄
2011年9月7日 17:35
クルーズ <2138> は7日、1万1700円高の15万6000円まで上げて急反発し、9月5日につけた株式分割権利落ち後高値15万8100円に肉薄した。8月1日に発表した四半期ベースで過去最高となった今3月期第1四半期(1Q)の好決算を見直し、ソーシャルアプリ関連の割安株買いが再燃しており、9月27日に同業他社のKLab <3656> が、新規株式公開(IPO)されることもフォローの材料視された。
同社の1Q業績は、前年同期比70%増収、2.0倍経常増益、2.1倍純益増益と伸び、期初予想の第2四半期累計業績に対する利益進捗率も、53~56%と目安の50%を超えた。
ソーシャルゲームの主力タイトル「熱血硬派くにおくん」、「湘南爆走族」の続伸に加えて、「戦国バトル!くにおくん」がヒット、アイテム販売の課金収入が大きく伸びたことなどが要因となった。
2Q累計・3月通期業績は、期初予想通りに続伸、純利益を12億円(前期比82%増)と連続の過去最高更新と見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生でつけた株式分割権利落ち後安値6万500円から今期業績の続伸予想で15万4900円まで2.5倍化、1Q好決算で材料出尽くしとして11万5000円まで調整し再度、高値追いとなった。同業他社のKLabのIPO人気を先取りし、PER15倍台の割安修正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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