【銘柄診断】ユビキタスは新成長分野への移行を進める、株価は悪目を出し切る

2011年9月7日 11:32

  ユビキタス <3858> は8月9日につけた年初来安値(9万1000円)圏での低調な動きが続いている。

  前2011年3月期で言えば売上高の58%が任天堂 <7974> 向けと片寄った状態にあった。その任天堂がニンテンドー3DS強化へシフト、同社がロイヤリティを得ていたニンテンドーDSの販売がダウンするため今2012年3月期は営業利益1億7000万円(前期比74%増)の厳しい見通しでスタートした。

  株価も着実な下値切り下げのさえない動きを余儀なくされていた。そうした中で今3月期第1四半期の営業利益が2500万円の損失(前年同期は3000万円の黒字)となり、改めて現実悪を売る流れになっている。

  電力使用量を計測し、無線LAN経由でサーバーにデータを蓄積、表示を行う節電の見える化ソリューションは今後収益の大きな柱としての成長が見込まれる。

  新成長分野への移行への端境期にあたるため今3月期こそ減益となるが、アナリストは来2013年3月期の回復を想定している。株価的には悪目を出し切ったニュアンスだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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