【銘柄診断】国際石油開発帝石は天然ガス需要増加の恩恵を享受する好環境へ
2011年9月6日 20:03
国際石油開発帝石 <1605> は年初来安値圏でさえない展開が続いている。世界景気の停滞による需要落ち込み懸念で国際原油相場が落ち込んできていることが響いている。
日本政府の原子力発電への依存度低減の方針は、中期的にガス火力発電量の増加(LNG需要増加)の要因となる可能性があり、同社が強みを持つ天然ガスには有利な状況になると推定される。
米国でもシェールガスが本格的な商業か時期を迎えようとしており、オイルからガスへの転換は世界的な流れである。豪州におけるイクシス・LNGプロジェクト、あるいはインドネシアのアバディ・LNGプロジェクトなど、天然ガスの開発案件を抱える同社の展開余地の大きさへの評価は時間の経過とともに高まる方向が予想される。
5月11日に発表された今2012年3月期の業績について営業利益が早くも5690億円から5970億円(前期5297億円)へ増額されるなど業績はきわめて好調だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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