【銘柄診断】クレスコは底上げ基調、割安と評価不足で一段の戻りを試そう

2011年9月2日 16:19

  クレスコ <4674> は、8月9日につけた年初来安値461円から底上げ基調となっている。8月5日に発表した今3月期第1四半期(1Q)の好決算を見直し割安修正の打診買いが再燃しており、内需関連のIT業態も逆行高思惑につながっている。

  1Q業績は、前年同期比0.8%増収、5.1倍営業増益、2.1倍経常増益、3%純益増益と大幅続伸した。組み込みソフト事業は伸び悩んだが、ソフトウェア開発事業で、主力の銀行・保険会社向けの案件が増加し、売り上げが約32億円と6%増、営業利益が2億7200万円と88%伸び、公共サービス向けの売り上げも前年同期を上回ったことが寄与した。

  第2四半期累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、経常利益は11億3000万円(前期比7%増)と続伸し、純利益は前期計上の有価証券評価益一巡で6億円(同2%減)と小幅減益転換を見込んでいる。

  株価は、前期業績の上方修正、第3四半期の好決算でつけた年初来高値747円から東日本大震災発生で同安値431円まで急落、3分の1戻し水準でもみ合っているところで、PERは10倍台、PBRは0.8倍となお評価不足となっている。一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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