日本HP、クラウドデータセンター向けハイエンドストレージ最新モデル発表
2011年9月2日 11:06
日本ヒューレット・パッカード(HP)は1日、仮想化、クラウドデータセンター向けハイエンドストレージ「HP 3PAR Storage System」(以下、HP 3PAR)の最上位モデル「HP P10000 3PAR Storage System」(以下、HP P10000 3PAR)を発表した。
同社によると、ここ数年、企業の扱うデータ量は加速度的に増加を続け、その一方で、IT管理者の数は大きく増えることはなく、限られたIT管理者数で膨大なデータ量を効率的に管理するためのストレージインフラへのニーズが高まっているという。特に、昨今の電力不足を背景に需要が拡大しているサービスプロバイダーでは、増大するデータ量の管理負荷軽減とともに、提供サービスの競争力強化や収益性向上が求められており、データセンターにおけるディスクストレージのさらなる利用率向上とコスト削減が課題となりつつある。
「HP P10000 3PAR」は、ハードウェアの刷新や第4世代ASICの搭載などにより、従来モデル(HP 3PAR T-Class)に比べ、最大容量を2倍、パフォーマンスを1.5倍に向上するとともに、HP 3PAR独自のシン・プロビジョニング機能「Thinテクノロジ」の処理性能も高速化している。
また、基本OSに最新のInForm3.1.1を搭載し、パフォーマンス効率化を支援する多数の機能追加および機能拡張を施している。さらに、ヴイエムウェアの最新仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 5」との連携機能を備え、ストレージの管理性を向上できる点も大きな特長。これらの強化により、ストレージインフラのさらなる利用効率化と俊敏性を実現し、管理者の工数削減、およびコスト削減に貢献する。
価格は、1.6PBのハイエンドモデル「V800」が2529万4,500円(税込み)で、800TBのスタンダードモデル「V400」が1538万2,500円 (税込み)。