東芝、無線LAN機能搭載の世界初SDHCメモリカードを発売
2011年9月1日 20:21
東芝は1日、世界で初めて無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード「FlashAir」を商品化すると発表した。今年11月からサンプル出荷を行い、2012年2月から発売を開始する。なお、同製品を、9月2日からドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2011」に出展する予定。
同社によると、デジタルスチルカメラのユーザー間では、画像データを交換する機会が増え、簡単に画像データを送受信したいというニーズが高まっているという。そのような中、同社は、無線LAN通信機能を搭載したSDメモリカードの開発を進めてきた。
新製品は、無線通信機能を内蔵することで、「FlashAir」に対応したデジタルスチルカメラなどの機器間で、パソコンを介さずにワイヤレスでファイルの送受信ができる。また、クラウドサービスへのアップロードやダウンロードも可能。さらに、画像データの送受信時のみ無線通信機能が起動するため、対応機器の消費電力を抑えることができる。
「FlashAir」非対応のデジタルスチルカメラに「FlashAir」を入れた場合には、通常のSDHCメモリカードとして利用できるだけでなく、無線LAN通信機能を利用し、スマートフォンやパソコンなどの通信機能を持った機器上で、カメラの写真の再生やコピーが可能。
容量は8GBで、価格はオープン。今後、「FlashAir」は、日本、北米、ヨーロッパで無線の認証を取得予定。