ソニー、Andoroid端末「Sony Tablet」:9.4型と5.5型デュアルの2機種を展開

2011年9月1日 10:33

 ソニーは31日、Andoroid搭載のタブレット端末「Sony Tablet」を発売すると発表した。9.4型の大型ディスプレイを搭載する「Sシリーズ」と5.5型ディスプレイを2つ搭載し、折りたたみデザインを採用した「Pシリーズ」の2機種を展開し、先行するアップルの「iPad」やサムスン電子の「Galaxy Tab」などのAndroidタブレットとの差別化を図っている。

 「Sシリーズ」は、9.4型の大型ディスプレイを採用し、大画面上でWebブラウジングやアプリケーションなどを快適に操作、閲覧することができるという。Wi-Fiモデルの重さは約598gで、重心を片側に寄せた偏重心デザインを採用することで、手にしたときの軽量感と持ちやすさに配慮した。また、置いた際には画面が傾斜するため、視認性も高く、快適にタイプなどをすることが可能という。

 Wi-Fiモデルと3G+Wi-Fiの16GBモデルが用意されており、Wi-FiモデルはOSにAndroid 3.1、3G+Wi-FiモデルはOSにAndroid3.2を搭載する。

 「Pシリーズ」は、3G+Wi-Fiモデルのみの展開。5.5型ディスプレイをデュアルで搭載し、折りたたむことで約180mm × 26mm × 79mm、約372gのコンパクトサイズで携帯できる。OSはAndroid 3.2。

 片方のディスプレイでビデオを再生、もう片方のビデオの操作系ボタンを配置したり、メールの際には片方の画面をソフトウェアキーボードの表示画面として使ったりできるなど、2つの画面を使い分けることができるという。また、2つのディスプレイを1つの大画面として、Webページなどを表示することもできる。

 両シリーズともソニーのネットワークサービスに対応しており、映像配信サービス「Video Unlimited」、初代プレイステーションのタイトルなどを楽しめる「PlayStation Certified」、電子書籍ストア「Reader Store」、写真・動画共有の「Personal Space」などが利用できる。

 アプリケーションは、プリインストールされているものに加えて、Android マーケットからダウンロードして追加できる。

 両シリーズに共通の仕様として、CPUはTegra 2(1GHz)、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRに対応。フロントに30万画素、リアに511万画素のHDカメラを搭載。

 「Sシリーズ」の本体サイズは、幅241.2mm×高さ10.1mm(最厚部20.6mm)×奥行き174.3mm。重量はWi-Fiモデルが598g、3G+Wi-Fiモデルが625g。

 バッテリー駆動時間は、Wi-Fiモデルのスタンバイが最長430時間、Web閲覧が最長6.2時間。3G+Wi-Fiモデルはスタンバイが最長400時間、WiFi Web閲覧が最長6.2時間、3G Web閲覧が最長4.5時間。

 WiFiモデルの発売予定日は9月17日で、市場推定価格は16GBモデルが45,000円、32GBモデルが53,000円となっている。3G+Wi-Fiモデルは10月~11月に発売する予定。

 「Pシリーズ」の開いた状態の本体サイズは幅180mm×高さ14mm×奥行き158mmで、重量は372g。

 バッテリー駆動時間は、スタンバイが120時間、WiFi Web閲覧が最長6.1時間、3G Web閲覧が最長4.6時間。発売は10月~11月の予定。

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