広島大、うつ病の客観的な診断指標となりうる酵素反応を発見

2011年8月31日 19:00

greentea 曰く、  中国新聞の記事によると、広島大大学院医歯薬学総合研究科の森信繁准教授らのグループが、うつ病の客観的な診断指標の候補を発見したそうだ(MSN産経ニュース)。

 客観的な診断指標候補とされているのは、「メチル化」という酵素反応。神経細胞を成長させる脳由来神経栄養因子(BDNF)というタンパク質の遺伝子を調べる実験を行ったところ、うつ病患者にだけ特有のメチル化パターンが発見されたという。

 これまでうつ病には客観的な診断指標がなく、そのため診断基準が曖昧であったが、客観的な指標ができることで、必要な人に早期治療を施すことができるようになるかもしれない。

 スラッシュドットのコメントを読む | mainpage | 医療

 関連ストーリー:
IT 系業種では、プログラマや SE などがうつ病になりやすい 2010年05月14日
会社の健康診断で「精神疾患に関する検査」が必須に? 2010年04月20日
ネットのヘビーユーザーは鬱的兆候が高い? 2010年02月05日

 

関連記事

最新記事