コクヨ、11年ぶり刷新の5代目キャンパスノート:書き心地や線の引きやすさを改善

2011年8月31日 08:46

 コクヨS&Tは30日、「Campus(キャンパス)ノート」シリーズの表紙デザインや中紙仕様、ロゴマークを一新し10月中旬から順次発売すると発表した。同シリーズの5代目となる。価格は維持したまま書き心地や線の引きやすさを改善した。

 5代目Campusノートでは、ボールペンなどでも筆記しやすい表面加工を施した新開発の背クロスを採用。また、背の色を淡色に変更したことで、背や表紙にタイトルが書きやすくなった。

 ページ内には、右端にも線を引きやすいよう上下の棚罫線に三角形の目印を追加。短い定規でも線が引けるように罫線内にも目印を追加した。また、横線を引くときに行数が数えやすいよう5行ごとの目印を拡大している。

 書き心地やにじみにくさなどを良くするため、新キャンパスノートの中紙は、厳格な品質管理のもと環境にも配慮した新原紙を開発、採用した。パルプ使用量は従来の原紙より約7%抑えて厚みや重さを抑制し、ノートとしての携帯性は向上させながら、裏写りやにじみにくさは従来品の中紙と同等の品質を保っているという。

 10冊重ねた高さは従来品が3.7cmなのに対して、今回の新Campusでは3.5cmに、10冊の重さは従来品の1.3kgから1.2kgに低減した。

 また、ロゴを1983年以来28年ぶりに変更した。従来のものより、ロゴ全体のラインを少し細くし、流れるような動きをつけるため「C」と「a」、「u」と「s」の繋がりに特徴を持たせたという。同社は、従来のキャンパスロゴの「一般的・安心・身近」(=Basic)というイメージを、「万人・万能」「圧倒的な信頼」まで向上させ、さらに「知のためのツール」「頑張ろうと思えるツール」(=Smart & Positive)というイメージを獲得する狙いがあると説明している。

 2011年10月中旬以降に順次切り替えていく。価格は73円(A7変形サイズ)~1,575円(セミB5サイズ10冊パック)。2016年度に国内販売冊数を現在の1割アップすることを目指す。

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