BIGBANGテソンの交通事故、無嫌疑処分に

2011年8月30日 23:16

 アイドルグループ「BIGBANG」のテソン(D-LITE)が無嫌疑処分を受けた。29日、ソウル南部地検刑事4部は、事故で道路に倒れていたバイクの運転手をひき、死亡させた疑いで立件されたテソン(本名:カン・テソン22)を無嫌疑処分にしたと明らかにした。

 検察は「バイクの運転手がテソンの運転する乗用車にひかれる前に生存していたかどうかの明確な証拠がない。また、バイクの運転手が街灯にぶつかって負った致命傷により既に死亡していたという可能性を排除することができなかった」と説明した。バイクの運転手はテソンの車にひかれる3分余り前、血中アルコール濃度0.186%の飲酒状態で街灯に衝突し、脊髄損傷をはじめとし胸部骨折、多発性肋骨骨折による肺破裂・過多出血などの致命傷を負った状態だった。

 また関係者は「テソンが前方注視義務を怠った点は認められるが、この過失と被害者死亡の因果関係を認めることは難しい。疑わしきは被告人の利益にという原則に従って無嫌疑処分とした」と話した。

 テソンの所属事務所関係者は「今判決を聞いた。テソンは家で自粛中だ」と話した。

 テソンは去る5月31日午前、楊花大橋北端で自身の乗用車を運転し、時速80kmで走行中に道路に倒れていたバイクの運転手ヒョン氏(30)をひき死亡させた疑いで非拘束立件されていた。(翻訳:宮本りさ)

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