【銘柄診断】SONYFHは年初来安値更新、日経225新規組み入れ開始も材料出尽くし感
2011年8月29日 16:49
ソニーフィナンシャルホールディングス(SONYFH) <8729> は29日、39円安の1201円まで下げて続急落し34円安の1206円と、8月12日につけた今年3月末の株式分割の権利落ち後安値1202円を更新した。8月4日に日経平均株価(225)の構成銘柄への新規採用が発表され、きょう8月29日終値から組み入れが開始されるが、材料出尽くし感を強めており、日経平均連動型のファンドなどの買い需要の発生思惑は不発となった。
株価は、日経225採用にもかかわらず世界同時株安の波及で分割落ち後安値まで250円幅の急落となり、同安値で発表した今3月期第1四半期(1Q)の高利益進捗率業績を手掛かりに持ち直したところである。
1Q業績は、前年同期比6%増収、1%経常減益、4%純益増益と増減マチマチで着地したものの、期初予想の第2四半期累計業績に対する利益進捗率は、71~83%と目安の50%を上回った。
3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、290億円(前期比30%減)と前期の過去最高からの減益転換を見込んでいる。PERは18倍台と割安感は小さいが、日経225銘柄採用で発生する買い需要発生を見直し、底上げ展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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