【銘柄診断】OBARAは期末増配を追撃材料に割安修正で3連騰

2011年8月29日 16:47

  OBARA <6877> は29日、79円高の1026円と3営業日続伸した。前週末26日大引け後に発表した今9月期期末配当の増配が、今年4月の今期業績の再上方修正、8月開示の今期第3四半期(3Q)のV字回復業績に次ぐ追撃材料となって割安修正買いが増勢となった。

  期末配当は、3Q業績が順調に推移し、通期業績も計画通りになるとして、期初予想の10円を20円に引き上げ、年間30円(前期実績20円)に増配する。

  一方、今期業績は今年1月、4月とアジア地域向けの溶接機器・平面研磨装置関連事業の好調推移を要因に上方修正を続け、純利益は26億5000万円(前期比3.7倍)と大幅続伸が予想されたが、3Q純利益は、25億4800万円(前年同期は2億5700万円の赤字)とV字回復して、通期予想業績に対して高利益進捗した。

  株価は、今期業績の再上方修正、第2四半期の好決算で年初来高値1220円をつけたが、3Q好決算では世界同時株安も波及し材料出尽くし感から900円台割れまで調整した。PER7倍台、PBR1倍割れ、配当利回り2.8%の割安修正で高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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