アサツー、DACとの合弁事業を解消 全保有株を売却

2011年8月29日 10:53

 アサツー ディ・ケイは26日、メディアレップ大手のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)とのインタラクティブメディア関連広告の合弁事業を解消すると発表した。

 アサツー ディ・ケイによると、事業環境の変化などを背景に、両社がそれぞれ独自に成長戦略を推進することが双方の企業価値最大化に寄与するとの結論に達したという。DACとの合弁会社「ADKインタラクティブ」は2008年7月に設立し、アサツー ディ・ケイの出資比率が80%、DACの出資比率が20%だった。

 ADKインタラクティブは、9月末までにDACが保有する同社株式の全てを自己株式として取得し、アサツー ディ・ケイの完全子会社としたうえで解散を決議する予定としている。

 また、アサツー ディ・ケイはDAC株式を130,176株(24.8%)保有しているが、全株式を売却する予定。そのうち40,000株は、DACが同日付で発表した自己株式取得に応じる予定という。

 アサツー ディ・ケイは7月、電通とのメディアレップの合弁会社「ADKデジタル・コミュニケーションズ」を設立している。

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