【銘柄診断】ステラケミファは年初来安値から3連騰し底上げを鮮明化
2011年8月28日 16:59
ステラ ケミファ <4109> は26日、29円高の2425円と3日続伸し、8月9日につけた年初来安値2114円からの底上げを鮮明化している。
今3月期業績の減益転換予想、今期第1四半期(1Q)決算の減益転換着地と、前期と様変わりの業績落ち込みで株価も右肩下がりの調整一方となったが、悪業績織り込みとして下げ過ぎ訂正買いが続いており、原料高の価格転嫁期待も高めている。
同社の今期の業績悪化要因は、主要原料の無水フッ酸の価格上昇が背景となっており、売り上げそのものは、半導体・液晶製造向けの高純度フッ酸が伸びて、前期は前々期比20%増、今期1Qも9%増と好調に推移している。
また自動車向け電池材料が続伸していることも増収をサポートしており、この原材料価格の転嫁が業績の焦点となっており、この動向次第では、今期純利益17億7800万円(前期比2%減)の上ぶれ期待が高まってくる。
国内証券ではこの価格転嫁を先取りして投資判断を引き上げており、PER16倍台の株価は下げ過ぎとの市場コンセンサスも高まっている。一段の底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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