【銘柄診断】クオールは高齢化社会の到来が追い風だが、急騰後で目先は調整も
2011年8月25日 18:59
クオール <3034> が快調な動きを続けている。震災後の3月16日に6万5200円まで大きく売り込まれたが、そこをボトムに以後は出直り相場に転じ、時間の経過とともに上げ足が鮮明になり、8月に入っては上げがさらに加速する展開だ。
同社は調剤薬局を多店舗展開している。首都圏を中心に東北、中部、北陸、関西で調剤薬局「クオール薬局」などを経営。震災後は被災地での避難所等の臨時施設に薬剤師を派遣し医療の継続を支援してきた。
高齢化社会の進展につれ長期処方の傾向が強まり薬材料収入が増加、今2012年3月期第1四半期は営業利益が7億1400万円と前年同期比倍増強の大幅増益を確保、通期でも営業利益36億2600万円と前期比29.3%の増益確保が見込まれている。
治験のサポートを行う医薬品治験関連事業、薬剤師や登録販売者などの労働者派遣・紹介事業、あるいは医療機関や患者向けのパンフレットなど医療関連部門を強化、高齢化社会進展の中で成長を狙う。ただ、株価的にはここへきての急騰で目先は利食い人気先行の流れになる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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