輸入小麦の政府売渡価格、10月から2%引き上げ 農林水産省
2011年8月24日 23:00
農林水産省は24日、輸入小麦の政府売渡価格を、10月から2%引き上げると発表した。10月からの売渡価格は、1トン当たり5万7,720円となる。4月期は、5万6,710円だった。
輸入小麦の政府売渡価格の改定ルールに基づき、直近6か月間(平成23年3月~8月)の平均買付価格をもとに算定すると、平成23年10月期(平成23年10月~平成24年3月)の政府売渡価格は、5銘柄平均で2%の上昇になるという。
輸入小麦の政府売渡価格は、4月にも、5銘柄平均で昨年10月比18%引き上げられている。その後、製パン大手などが、パン製品などの価格を相次いで引き上げたことから、今後、小売業界において、麺類やパンなどの価格が値上がりすることが懸念される。