13 歳少年、フィボナッチ数列を用いてソーラーパネル発電効率を向上

2011年8月24日 11:30

  capra 曰く、

 フィボナッチ数列を用いてソーラーパネルの生成エネルギーを 2〜5 割向上させた中学生がいるそうだ (本家 /. 記事より) 。

 中学生 1 年生の Aidan Dwyer 氏は、冬に葉を落とした木の枝を見ていてその螺旋状のパターンに気づき、調べていくうちにフィボナッチ数列に行き着いたという。樫の木のフィボナッチパターンを模倣した実験モデルを作り調べたところ、それぞれの枝の角度はおよそ 137 度でありフィボナッチ数列は 2/5 であったとのこと。Aiden 氏はこのモデルを元に塩化ビニル管から枝を作り、葉の部分に PV ソーラーパネルを取り付けたソーラー発電装置を作り、既存の平面パネルのソーラー発電装置と比較したという。平面パネルはそれぞれ 45 度の傾きであったとのこと。

 その結果フィボナッチ数列を用いた発電装置の電力発生量はフラットパネルと比較して 20 % 多く、また太陽光を集める時間も 2 時間半長かったとのこと。また冬期にはその差は更に開き、Aiden 氏のモデルは 50 % 多くの電力を作り、太陽光を集める時間も 50 % 増しであったとのこと。

 なお、この研究はアメリカ自然史博物館の「Young Naturalist Award」を受賞したとのことである。

 スラッシュドットのコメントを読む | 電力 | テクノロジー

 

関連記事

最新記事