ソニー、レンズ交換式一眼カメラ「NEX-7」発売 高解像度の有機ELを採用
2011年8月24日 16:08
ソニーは24日、有効約2430万画素の“Exmor”(エクスモア)APS HD CMOSセンサーと、進化した画像処理エンジン「BIONZ」(ビオンズ)により、一眼カメラならではの美しいぼけ味やノイズの少ない高精細な静止画・動画撮影が可能なレンズ交換式一眼カメラ“α”『NEX-7』を発売すると発表した。「本機は、カメラの上級ユーザーの作品づくりにも満足していただけるような、高機能と高性能を毎日持ち歩ける小型ボディに凝縮している」と同社はコメントしている。
『NEX-7』は、高画質撮影を実現する基本性能に加え、電子先幕シャッターの採用により、世界最短の約0.02秒レリーズタイムラグを実現。「高速レスポンス性能で、シャッターチャンスを逃さない」(同社)という。
ファインダーには、高解像度(XGA)の有機ELを採用した電子ビューファインダー(“XGA OLED Tru-Finder”)を世界で初めて搭載。高コントラスト、素早い応答性、約100%の視野率などを実現している。
加えて、本体上面に2つ、背面に1つの計3つのダイヤルを配置し、設定したい項目の3つのパラメーターを直接・素早く調整できる新たな操作性を実現した“Tri-Dial Navi”(トライダイヤルナビ)を搭載。シャッターボタンの右側に配置したナビゲーションボタンを用いることで、5つの機能を切り替え、ダイヤル操作で素早く設定の変更ができる。「大項目に加え、今まではメニューの中の階層の深いところまでいかないと変更できなかったような細かな調整項目も同時に操作・設定できるので、撮影者の意図をより忠実に表現できる」(同社)という。
なお、ズームレンズキット用のレンズ(E 18-55mm F3.5-5.6 OSS)には、特別に外装をボディカラーの黒と合わせたレンズを同梱する。発売日は11月11日。価格はオープンだが、市場推定価格は、「『NEX-7』ボディ NEX-7」が13万円前後で、「『NEX-7』ズームレンズキット NEX-7K」が14万5000円前後。