トヨタ、米国で新型「カムリ」を発表

2011年8月24日 10:51

 トヨタ自動車は23日、主力セダン「カムリ」の新型を米国で発表した。デザインを刷新するとともに燃費性能を改善した。東日本大震災などの影響で落ち込んでいた販売の巻き返しを図る。

 カムリは米国の乗用車で販売台数が9年連続1位となった人気車種。1983年に米国で発売開始以来、世界の販売累計(2010年末)は1,400万台を越えている。

 新型カムリでは、存在感のある洗練されたスタイルに一新するとともに、定評のある広々とした室内空間、優れた操縦性・走行安定性と静粛性を向上させた。

 パワートレーンには、2.5リットル直列4気筒エンジン、3.5リットルV型6気筒エンジンと2.5リットル直列4気筒エンジンを採用したハイブリッドシステムの3種類を搭載し、全てのモデルで燃費を改善した。特にハイブリッドシステム搭載車の市街地でのEPA燃費は1ガロンあたり43マイルと従来型車に比べ30%以上向上させた。

 米国トヨタ自動車販売のボブ・カーター副社長は「カムリの2012年モデルは、快適さや効率性、信頼性、安全性などの進化が、より魅力的なデザイン、ドライブ体験と一体となったものだ」「中型セダンの競合はこれまでで最も激化しているが、新型カムリは魅力の幅を広げながら、長期間にわたって確立してきた市場での地位を維持していくことを狙っている」と述べている。

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