NEC、Android端末「LifeTouch」にビジネス向けモデル:セキュリティ機能を強化
2011年8月23日 11:57
NECは23日、7型ディスプレイ搭載のAndroid端末「LifeTouchシリーズ」で、セキュリティ機能を強化した法人向け新モデルを26日から出荷すると発表した。キーボード付きとタブレット型の2機種を提供する。
■「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」
キーボード付きの「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」は、個人向けに販売してきた「LifeTouch NOTE」にセキュリティ機能を搭載し、ビジネス向けモデルとして商品化したもの。
セキュリティ機能としては、端末を紛失した場合の情報漏洩や不正利用への対策、不正なアプリケーションの利用制限や不正なWEBサイト/サーバへのアクセス制限、社内ネットワークへ無線LANによる安全な接続が行える環境を提供する。
端末内で作成したドキュメントのパスワード保護や自動消去、パスワード付きの圧縮ファイルでのメール転送などに対応した「ライフノート for Business」も搭載する。
「LifeTouch NOTE」と共通の基本的な機能としては、電源をオフにせず持ち歩き、ディスプレイを開いたら直ぐに使用できる。また、16.8mmピッチの日本語キーボードに加えて日本語入力ソフトATOKを搭載しており、外出先でもPCと同様の文章入力ができる。
Wi-Fiモデルと、NTTドコモの定額データプランを利用する3Gモデルをラインアップしている。
本体サイズは、幅234mm×高さ138mm×厚み25mmで、重量は約699g。CPUは、Tegra 250、システムメモリ512MB、内蔵メモリ8GB。OSはAndroid 2.2。
バッテリ駆動時間は、Wi-Fiモデルが約9時間、3Gモデルが約6.5時間となっている。
■「LifeTouch セキュリティパックモデル」
タブレット型端末の「LifeTouch セキュリティパックモデル」は、既存の「LifeTouch」と同様に、指先での直感的な操作や、スタイラスペンで手書き文字やマーキング入力が可能な7型ワイドタッチパネル画面を搭載。
本体重量が約370gと軽量なことから、外出先や業務現場など、立ったままでも容易に入力作業を行うことができる。
セキュリティ面では、「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」と同等の独自セキュリティ機能をパック化して搭載しており、安全に業務利用ができる。
本体サイズは幅220mm×高さ120mm×厚み14mm。CPUは、ARM Cortex A8、メインメモリはMobile DDR 384MB/ROM 1024MB。OSはAndroid 2.2。
バッテリ駆動時間は約8時間となっている。