【銘柄診断】チヨダは割安修正へ向け下値逆張り妙味を示唆
2011年8月19日 18:24
■配当利回りランキングでは上位にランク
チヨダ <8185> は１９日、２５円安の１２４８円まで下げて１０円安の１２６３円と４日続落した。きょうの全面安相場から利益確定売りと、８月末の今２月期第２四半期（２Ｑ）期末接近で２Ｑ配当取りとが交錯しもみ合っていたが、今年８月１２日の今期業績の上方修正を勘案すると配当取りを後押しする展開も今後は想定される。
同社の今期配当は、２Ｑ、期末とも各２０円とする年間４０円と、前期の８０円から特別配当を落とし減配が予想されている。それでも配当利回りは、３．１％と２・８月期決算会社の配当利回りランキングでは上位にランクされている。
一方、今２月期業績は、５月の予想値を上方修正、売り上げを１６億６５００万円、経常利益を１８億円、純利益を１２億３０００万円それぞれ引き上げ、純利益は、２７億６１００万円（前期比２．６倍）と大幅続伸する。
プライベートブランド品の売り上げ構成比の増加で粗利益率が向上し、内部合理化によるコスト削減も寄与した。
株価は、東日本大震災でつけた年初来安値９００円から前期業績の一転した上方修正で窓を開けて１１７３円まで急伸し、今回の８月の上方修正でも１３１６円まで急伸したが、いずれも高値滞空時間が短く往って来いとなっている。配当取りとともに、ＰＥＲ１８倍台、ＰＢＲ０．７倍台の割安修正へ向け下値逆張り妙味も示唆している。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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