【話題株】大阪証券取引所と前後して任天堂も上げ思惑くすぶる

2011年8月19日 18:22

■週末に東証・大証の合併観測が再燃の思惑

  大阪証券取引所 <8697> が14時過ぎから堅調相場に転じて上値を追い、一時41万3000円(8000円高)まで上げ、終値も41万1000円(6000円高)となり反発。JASDAQ指数が2.3%下落(1.17ポイント安の49.24ポイント)の相場にあって、東京証券取引所によるTOB(株式の公開買い付け)観測などが週末に再燃するといった思惑が広がり、買い直す動きを強めた。

  この上昇に呼応するように持ち直し、注目を集めたのが任天堂 <7974> だ。同社株は、朝方1万2390円(210円高)まで上げたものの、NY株の大幅安を受けて主力株を売る動きに押され、前引けは1万2020円(160円安)。後場も14時過ぎまでは軟調に推移した。しかし、大阪証券取引所の株価上昇とともに上値を追い始め、朝方の高値に顔合わせし、終値はも1万2320円(140円高)と堅調続伸。東京証券取引所と大阪証券取引所が合併・経営統合となった場合、「東証1部」と「大証1部」が合体し、大阪1部の任天堂の株式が日経平均に採用される可能性が強まるとの期待が再燃した。

  東京証券取引所と大阪証券取引所の合併・統合観測を巡っては、TOBの観測報道が8月13日(土曜日)に報じられ、週明け15日の株価は急伸。7974株も好反応となった。今秋の土・日にも続報が飛び出すとの思惑が広がっていた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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