3DSとVita、スマートフォンという大試練到来

2011年8月18日 17:40

  eggy 曰く、

 携帯用ゲーム機の3DSやVitaは、スマートフォン用の低価格ゲームに押され気味であり、生き残りをかけた大きな試練に直面しているとのこと(本家/.Ars Technica記事)。

 そもそもゲームは高品質でなくてはならないといった議論がこれまでなされてきたが、実際のところ、大半のゲームは「そこそこ良くて」便利であればよい、というのが今の風潮のようだ。つまり、既にスマートフォンを持っていて1時間ほど空き時間ができた場合、1ドルでゲームを即座にダウンロードした方が良いという訳だ。一方3DSやVitaの場合、高価なハードウェアを購入しなくてはならないし、専用のゲームは一つが40ドル以上もしてしまう。

 また3DSが不振である理由として、ゲーム開発者がスマートフォン用ゲームに手を出すようになっていることから、従来のゲーム機用のゲーム開発を行う人材が奪われていることが考えられるという。また「最終的には、業界はお金の流れるところに動くことになり、新興プラットフォームで稼げるのならば、才能ある開発者はそっちへ移行することになるだろう」とのこと。

 ソニーのVita専用のゲームはダウンロード配信で提供されると発表されたばかりであるが、任天堂はまだこれまでの高価なゲームに将来性があると信じているのか、これといった動きはまだ報じられていない。「スマートフォンは世界中の多くの人をゲーマーにし、ゲーム市場を拡大する可能性がある」一方で、「従来のプラットフォームが『ニッチ』となる」日がくるのかもしれない。

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