【銘柄診断】リゾートトラストは増額業績・増配を見直し内需株人気高め続急伸
2011年8月18日 17:36
リゾートトラスト <4681> は１８日、５７円高の１２５０円まで上げて２３円高の１２１６円と続急伸した。今３月期第１四半期決算の開示に合わせて発表した今期業績の上方修正と増配を見直し内需株人気を高めているもので、売り方の買い戻しも交錯した。
同社の３月期業績は、期初予想より売り上げを３７億円、経常利益を２３億円、純利益を１２億円それぞれ引き上げ、純利益は、前期計上の東日本大震災の損害損失、ゴルフ会員権評価損失などの特別損失が一巡し、５４億円（前期比％６３増）と大幅増益転換する。
東日本大震災の業績への影響が、限定的にとどまったことが要因で、配当は、第２四半期・期末とも期初予想の１５円から２０円に引き上げ、年間４０円（前期実績３０円）に増配する。
株価は、大震災発生で年初来安値８８５円まで急落し、いったん４ケタ台までリバウンドしたが、今期業績の減収減益転換予想で８９２円まで再度、下値を探った。同安値から業績増額・増配発表とともに窓を開けて大震災前の１２００円台を回復した。ＰＥＲ１０倍台の割安修正でなお上値評価が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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