【銘柄診断】アサヒＨＤは年初来高値更新、金価格続騰を先取りして関連割安修正買い
2011年8月18日 17:33
アサヒホールディングス <5857> は１８日、３９円高の１８５７円まで上げて３０円高の１８４８円と３日続伸し、２月１４日につけた年初来高値１８４９円を更新した。米国市場で金先物価格が、取引証拠金引き上げで１トロイオンス＝１７４０台ドルまで急落したが、前日に１７９３・８０ドルまで戻して引け、欧州の債務不安や米国景気の二番底懸念などから続騰し、８月１２日につけた史上最高値１８１７．６０ドルの更新の可能性もあると先取りして、関連の割安株買いが増勢となった。
同社は、貴金属リサイクル事業で金属価格が高水準で推移し、新規顧客を獲得していることなどから業績も好調に推移、今３月期純利益は、６５億円（前期比５％増）と連続の過去最高更新が予想されている。
このため株価も下値を切り上げたが、ただ、７月に発表した今期第１四半期決算が、東日本大震災の影響もあり小幅減益転換したことを嫌い１６００円台まで下ぶれた。同安値からＰＥＲは９倍台と下げ過ぎとして再騰しているもので、金先物価格の最高値更新となれば、上値追いに拍車を掛けよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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