サントリー、シンガポールに東南アジアM&Aの新会社

2011年8月18日 11:06

 サントリーホールディングス傘下のサントリー食品インターナショナルは17日、シンガポールに100%出資の新会社「サントリー食品アジア」を設立すると発表した。サントリー食品インターナショナルから東南アジアを中心とした地域のM&A関連機能を移管し、M&A戦略の加速を図るという。

 新会社では、地域に密着した情報収集、戦略立案、意思決定のスピード向上を促進することで、東南アジアでの食品事業のM&A戦略を加速させる計画。資本金は1,000万シンガポールドル(約6億円)で、9月1日に事業を開始する予定。

 将来的には、東南アジア内のサントリー食品インターナショナルのグループ会社を統括、管理することで各社間のシナジーの最大化も図るという。

 東南アジアの食品事業でサントリーグループは、タイのティプコ社を通じて、タイで清涼飲料の製造販売を手掛けているほか、今年7月には、インドネシアの食品・飲料企業「ガルーダフードグループ」と、インドネシアでの合弁会社の設立に合意するなど、新規エリアへの開拓を推進している。

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