【銘柄診断】コスモス薬品は連続最高純益・増配に割安株買い再燃で高値に顔合わせ
2011年8月17日 16:54
コスモス薬品 <3349> は１７日、５５円高の３８７５円まで上げて１０円高の３８３０円と７日続伸し、昨日つけた年初来高値に顔合わせした。今３月期業績の連続した過去最高純利益更新と増配をテコに内需割安株買いが続き、前日ザラ場に年初来高値３８７５円をつけただけに、利益確定売りが先行しているものだが、８月２５日に定時株主総会を開催、総会終了後に定例の経営方針説明会を開くことから、好実態見直しに弾みをつけると期待され下値買い余地を示唆している。
同社の今期業績は、売り上げ２６３５億円（前期比１１％増）、経常利益１１１億円（同０．３％増）、純利益５８億９０００万円（同２％増）と予想されている。
新規出店を５５店舗（閉店３店舗）と前期の４９店舗よりさらに積極化し、「良い商品を１円でも安く売る」ディスカウント戦略を強化することが業績を押し上げる。
配当は、前期に３５円（前々期実績２３円）に増配したが、今期はさらに３６円への連続増配を見込んでいる。
株価は、今年７月の５月期決算発表で、今期業績が連続最高更新となったものの、市場コンセンサスを下回るとして下ぶれ、売り方の買い戻し主導でリバウンドし高値を追った。目先売り一巡後のＰＥＲ１２倍台の割安修正が見込まれる。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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