【銘柄診断】メディビックグループは米国での抗がん剤の試験開始の好材料待つ
2011年8月17日 16:46
メディビックグループ <2369> は震災後のもみ合いの下限での展開となっている。6月1日に共同開発パートナーのエリソン社が抗がん剤の第3相臨床試験の開発業務支援機関を選定、抗がん剤の試験開始が接近と伝えられ、翌2日には1万550円の年初来高値に急騰した。ただ人気が短期で終了したため、その後は手仕舞いの売りが株価の頭を抑え、全般の地合い軟化も手伝ってここへきては売りの値段が切り下がってきている。
抗がん剤は米国においてはこれまで行われた治験の結果から複数のがんの種類においてその有効性が認められると評価されており、中期的な株価支援材料として、今後とも注目されていくことになりそう。個人向けテーラーメイド健康管理サービスである「おくすり体質検査」の販売・事業化や、個々の患者の遺伝情報に基づき、薬剤応答(有効性、安全性)を調べるPGx試験などの検体バンキングサービスなどを積極的に展開。
今2011年12月期の営業利益の損失は1億8400万円と黒字まで後一歩の水準にまで達した。高値から44%の下げを演じ、値幅整理は一巡の様相だ。出直りのきっかけを探る展開に入りそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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