日航、豪カンタスと格安航空「ジェットスター・ジャパン」設立:来年に就航予定
2011年8月16日 15:07
日本航空は16日、オーストラリアの航空大手カンタス航空、三菱商事と共同で格安航空(LCC)のジェットスター・ジャパンを設立することで合意したと発表した。国内線で2012年中の就航を予定し、アジアの主要都市を中心とした短距離国際線への就航も計画しているという。
新会社には議決権ベースで3社が3分の1ずつ出資する。資本金は当初48億円で、運航開始後に120億円となる予定という。
新会社は3機のA320型機(1クラス、180席)で運航を開始し、最初の数年間で24機まで増やす予定。また、新規需要を促進するため、他社より安い運賃を保証する「プライス・ビート・ギャランティー」(最低価格保証)が適用される予定としている。
カンタスグループが擁する格安航空のジェットスターは2007年に日本に就航し、これまで日豪路線で約200万人に利用されている。
カンタスの最高経営責任者(CEO)アラン・ジョイス(Alan Joyce)氏は声明で「カンタスグループは、ローコストキャリアを設立してきた豊富な経験がある」「パートナーの2社と共に、日本の旅行者の皆様に低価格運賃を提供する新会社を設立できることを楽しみにしている」 とコメントしている。
格安航空では、全日本空輸(ANA)も先月、マレーシアの格安航空会社エアアジアと共同出資会社「エアアジア・ジャパン」を設立すると発表しており、2012年8月の就航を予定している。