スペースシャトル・ディスカバリーとエンデバーの整備場所を交換
2011年8月15日 12:00
米航空宇宙局(NASA)は8月11日、ケネディ宇宙センターで、スペースシャトル・ディスカバリーとスペースシャトル・エンデバーの整備場所を交換した。
ディスカバリーとエンデバーはそれぞれ今年の3月と6月に退役し、現在展示に向けての整備作業が続けられている。ディスカバリーはこれまでシャトル組立棟(VAB)で保管されていたが、オービタ整備施設1(OPF-1)に移動され、今後、ワシントンD.C.にあるアメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」に展示するための最終準備作業が行われる。「ウドヴァーヘイジー・センター」に展示できるのは来年春の見込みだという。
一方、エンデバーはシャトル組立棟(VAB)に保管され、アトランティスの安全整備作業が終わる10月以降に、オービタ整備施設2(OPF-2)に移動し、来年夏にロサンゼルスにある「カリフォルニア科学センター」で展示される予定となっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
【関連記事】
・スペースシャトルを運ぶ「シャトル輸送機」に残された最後の仕事
・スペースシャトル・コロンビア号の部品が湖底で見つかる
・宇宙から見た、スペースシャトルの最後の大気圏再突入
・アトランティスがケネディ宇宙センターに着陸、スペースシャトル最後の飛行
・スペースシャトル最後の飛行、今夜帰還