アメリカンホーム、顧客情報3718件が不正に売却されたと発表

2011年8月15日 19:00

 アメリカンホームは過去に取引のあった保険代理店のアイエーパートナーズとインフォリッジが保有していた顧客情報が不正に取得されて、第三者に売却されていたことが分かったとして、15日、顧客からの問い合わせに応じる専用窓口を設置するとともに「不正売却、不正使用に関わった関係者に対し、刑事手続きを含めたあらゆる措置を講ずる予定」と発表した。

 アメリカンホームによると、「今のところ、お客に直接の被害が発生した事実は認められていない」としている。

 対象になった顧客件数は3718件で、不正取得された情報は契約者と被保険者の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、保険料、契約商品名、当該代理店が取得した既契約情報、傷病歴としている。保険料支払いに用いるクレジットカード番号や預貯金口座の情報は含まれていない。

 3718件は2006年6月から2009年10月の間にアイエーパートナーズやインフォリッジを通じてアメリカンホームの医療保険、傷害保険に申込みをした人。両社ともにアメリカンホームとの代理店業務は2009年中に終了している。

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