【銘柄診断】バルスは月次売上げの回復が鈍化し、やや失望感が強まる状況に
2011年8月14日 22:43
■下げに歯止め
バルス <2738> は震災以後低調な展開を続けていたが、ここへきては9日に6万1800円と年初来安値に売り込まれるなど下げを鮮明にしてきている。
今1月期7月中間決算の営業利益を8億9000万円から6億4700万円(前年同期8億4200万円)へ減額、通期についても同23億7000万円から21億2700万円(前期19億5700万円)へ引き下げたことが要因。
東日本大震災に伴う営業停止や電力不足による営業時間の短縮等の影響を受けたもの。中価格帯でファッション性の高い生活雑貨やインテリアを扱う「Francfranc(フランフラン)」などを展開しているが、3月に前年同月比15%減まで落ち込んだ月次売り上げが6月には同12.5%増まで回復、先行きに期待感を持たせたが、続く7月は5.6%増にまで低下、やや失望感が強まったことが最近の株価に反映されている。ただ、配当利回りでは3%にまでアップしてきただけに、そろそろ下げに歯止めがかかりそうな状況ではある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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