Linuxコミュニティはアプリケーションを比較して議論することに終止符を打つべき
2011年8月12日 11:15
eggy 曰く、
本家/.「Old Arguments May Cost Linux the Desktop」より。
Linuxコミュニティー内でアプリケーション同士を比較してどのアプリケーションがより優れているかで争っているような古い議論には終止符を打つべきではないだろうか。例えばEvolution対Thunderbird、LibreOffice対OpenOffice、GNOME3対Unity対KDE対そのほか、などで対抗している場合ではないという(IT World記事)。
これまで「どんなアプリケーションもブラウザー内で動くようになるんだから、どんなOSでも構わない」と幾度となく繰り返され続けてきたが、LinuxコミュニティーはこれをLinuxデスクトップのシェアを延ばすことのできるチャンスとして見てきた。もしGoogle Docsが企業や最新の文書作成で使用されるまでに普及したり、Prezi(オンラインのプレゼンテーションスライド作成ツール)ユーザーが一気に増えることになれば、クラウドソフトウェアへの依存度が増したということになり、こうなればLinuxを選択する企業が増えるということになる。
だがWindowsやAndroid、iOS、OS Xのクラウド環境に既に慣れてしまっているユーザーがいたとしたら、わざわざLinuxに移行してくるだろうか。Linuxがいかに優れているかが分からなければ、Linuxなんて「どうでもいいよ」という反応がかえって来てしまうだけだ。Linuxコミュニティーが一丸となってLinuxの良さを訴えていかなければならない。コミュニティー内で争っている場合ではないのだ。
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