米国債の格付けを下げた S&P、2 兆ドルの計算ミスをしていた

2011年8月11日 10:00

  capra 曰く、

 米国債のランキングを引き下げた米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S&P) が米国の財政赤字の計算を誤っていたとのこと (本家 /. 記事CNN.co.jp の記事より) 。

 S&P が米国債の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げる判断をした際、財政赤字の額を 2 兆ドル (約 157 兆円) 多く計算していたという。財務当局者が間違いを指摘したが、S&P は格下げの主な根拠を経済的なものから政治的なものにシフトし、「AA+」への格下げを変更することはなかったとのこと。米国では S&P の判断が政治的に偏っていたと激しい批判が上がっているとのことである。本家 /. では「イデオロギーが算数よりも重視された」といった声もあがっているが、一方で「現在の莫大な赤字は今後も増え続けることは確実で、格下げはもっと早くになされるべきであった」とのコメントも寄せられている。

 なお、現在「AAA」を維持しているのは英国、スイス、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリアの 6 カ国とのことである。

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