スズキ、新型「スイフトスポーツ」をフランクフルトモーターショーに出品

2011年8月10日 21:14

 スズキは10日、9月13日から25日までドイツ・フランクフルトで開催される第64回「フランクフルトモーターショー(IAA: Internationale Automobil-Ausstellung)」に新型「スイフトスポーツ」をはじめ、合計24台を出品すると発表した。

 スイフトスポーツは、スイフトの標準車をベースに、走る・曲がる・止まるという車の基本性能を徹底的に追求し、足回りやハンドリングをさらにスポーティーにした走りのフラッグシップカーとして、2005年に日本、2006年にはハンガリーでも生産を開始した。日本だけでなく欧州を中心とした海外市場においても、その走行性能が高く評価され、多くのファンを掴んできた。

 今回出品する新型「スイフトスポーツ」は、新型「スイフト」をベースに、“洗練された上質なスポーツ”をコンセプトに、スイフトスポーツのDNAを継承しながら開発を行った。

 新型「スイフトスポーツ」は、安定感と緊張感の両立を表現した、低く構えた前傾フォルムと、迫力のある大開口のグリルを採用することで、アグレッシブでありながらも威厳のある外観デザインとした。またインテリアはスポーティーさを強調しながら、高い質感と走りへの期待を高めるデザインを追及した。

 走行性能においては、更なる高出力化と低燃費化を達成したスイフトスポーツ専用M16Aエンジンや、専用開発の6速マニュアルトランスミッションの採用などにより、環境性能と走行性能を高い次元で両立した。

 また、フロントの足回りにはリバウンドスプリング内蔵ストラットを採用し、リヤサスペンションは専用設計を行うことで、旋回安定性の向上、機敏なハンドリング性能を向上するなど、「スポーツ」の名を冠するに値する足回りとした。

 安全性能においては、優れた軽量高剛性衝撃吸収ボディーと、カーテンエアバッグ、運転席ニーエアバッグなど7つのエアバッグや、ESP(Electronic Stability Program 車両走行安定補助システム)の採用などにより、高い安全性能を確保している。

 欧州市場向け新型「スイフトスポーツ」は、10月からハンガリーで生産し、順次欧州各国で発売する。

 また、新型スイフトスポーツの他、欧州で販売されている「SX4」や「キザシ」などの四輪車に加え、船外機や「バーグマン フューエルセル スクーター」などの二輪車を、合計24台出品する。

関連記事

最新記事