【銘柄診断】セリアは今期中間期増額、据え置きの通期見通し再修正の可能性も

2011年8月9日 18:45

  セリア <2782> は年初来高値更新の強調相場が続いていたが、全般安を受けて反落した。8月3日に今2012年3月期中間決算の営業利益を21億円から27億円(前期19億9800万円)へ上方修正するなど好調な業績がストレートに買い人気を集めていた。

  今3月期通期については中間決算の増額分、6億円をスライドさせただけで、最近の月次売上げの好調を踏まえると、中間決算発表時にも今3月期再増額の可能性がある。株価はそこらあたりをも意識した価格形成となっている。ただ、配当利回りは0.7%と低く、逆にPBRは2.4倍と高い。

  従って株価は純然たる成長買いのパターンと言える。その点PERは10.8倍とまだ比較的割安な水準でなお上値への期待は大きい。もっとも、100円ショップという特性から、価格は低く抑えたまま利益を出すための魅力ある商品の持続的な開発が不可欠になる。そうした点をクリアーしていくことができるかどうかが今後の株価の行方を左右することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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