コクヨ、スマホ対応ノートを販売 内臓カメラで手書きノートをデータ化
2011年8月9日 17:12
コクヨグループのコクヨS&Tは8日、スマートフォンの内蔵カメラで手書きノートの内容を撮影し、そのままデータ化できるスマートフォン対応ノート「CamiApp(キャミアップ)」シリーズを、9月7日から発売すると発表した。また、iPhone専用アプリ「CamiApp」を、米国Apple社が運営する「App Store」で、8月8日から無料配信を開始する。
近年、スマートフォンの普及に伴い、打合せや業務の内容等を記録した手書きノートを、スマートフォンで撮影・データ化し、その読み取った記録情報を活用するユーザーが広がっていることに対応する。
今回発売する「CamiApp」シリーズは、ノート中紙の各ページ端部に、業界初となる同社独自のアクションマーカー(3連空白部)を設け、アクションマーカーの塗りつぶしたパターン(計7種)毎に情報管理項目として定義することで、データ検索や管理が手軽に行えるスマートフォン対応ノート。
ノートの使用方法は、専用アプリを起動し、ノートに印刷されたアクションマーカーとともに、ノートページ全体を撮影し、自動で傾きや台形補正を行いデータ化する。
読み取ったノート内容のデータは、重要な部分の範囲を囲み表示で強調したり、不要な部分の塗りつぶし(マスク)処理など、簡易な編集機能(ペン・図形・消しゴムの各機能)で加工もでき、そのままメール送信や既存のクラウドサービス(Evernote、Dropbox)にデータをアップロードすることも可能。
シリーズバリエーションは、ツインリングノート4種類(中横罫/B5・A5・A6、5mm方眼罫/A6)、ツインリングメモ1種類(5mm方眼罫/A7)、ノートブック3種類(無線とじ/中横罫/B5・A5・A6)の計8種類。中紙はミシン目のあるカットオフタイプで、表紙色は1色(黒色)のみ。
メーカー希望小売価格(消費税込)は、ノートブック(A6)210円~ツインリングノート(B5)441円。年間販売目標は、20万冊(シリーズ全体、発売後1年間)。