【銘柄診断】ドワンゴは株価の期待感が先行、割高感解消へ収益追随を待つ局面

2011年8月3日 20:52

  ドワンゴ <3715> の株価がさえない動きとなっている。3月15日の年初来安値14万1500円から出直りに転じたものの、4月27日の23万1000円で行きつかえのパターンとなり、その後は再び安値圏で低迷している。

  特に5月26日に明らかになった角川ホールディングス <9477> との資本・業務提携という好材料に株価がまったく反応しなかったことに失望感が強まっているようだ。同社にとってのハイライトは、ニコニコ動画の収益化などにより前2010年9月期の営業利益が18億9800万円と前年同期の3億9700万円から大きくジャンプアップしたことだ。

  さらに業績続伸への期待感が強かったものの、今2011年9月期は営業利益15億4000万円と前期比18.9%ダウンと勢いが続かないことが最近の株価低調の根本的な要因だろう。

  実際、今9月期予想のPERは26.5倍と先高感に支えられた水準に位置している。基本的にはそうした割高感が是正されるような業績アップのフォローがないと株価の本格的な戻りは難しいかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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