宇宙から見た、スペースシャトルの最後の大気圏再突入

2011年8月3日 11:00

 米航空宇宙局(NASA)は8月1日、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された、スペースシャトル最後の大気圏再突入の写真を公開し、サイト「Astronomy Picture of the Day」に掲載した。

 この写真は7月21日、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)が大気圏再突入する際、ISSに滞在している第28次長期滞在クルーが撮影したもの。アトランティスはこの時、時速マッハ25で飛行しているため、大気との摩擦で機体の温度が上昇し、まるで火の玉のように見える。

 アトランティスはその後、アメリカ東部夏時間7月21日5時57分(日本時間18時57分)に、フロリダ州のケネディ宇宙センターの15番滑走路に無事着陸した。

 これがスペースシャトル最後の飛行で、1981年4月の初飛行から約30年間の歴史に幕を閉じた。

 写真=NASA。

 ■Shuttle Reentry Streak from Orbit
http://apod.nasa.gov/apod/ap110801.html

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