川崎重工、沖縄電力に単機出力18MWのディーゼル発電設備を引き渡し
2011年8月3日 11:00
川崎重工は、単機出力18MWのディーゼル発電設備を沖縄電力に引き渡したことを発表した。この発電設備は、国内ではこれまで最大であった単機出力10MWを大幅に超えるディーゼル発電設備で、4サイクル中速ディーゼル機関による発電設備としても世界最大規模である。
同発電設備は、石垣第二発電所5号機の増設工事として2008年8月に受注したもので、同社は、発電設備の設計から機関・発電機・配電開閉装置・制御装置の供給および据え付け、ならびに建屋および土木の建築工事からなる発電所建設工事一式をフルターンキー方式で請け負っており、このたび、引き渡しの完了に至った。
石垣島では現在、リゾート産業の発展とともに電力需要が急激な伸びを見せており、この電力需要の増加に対応するため、沖縄電力は電源設備の増強を図っていた。石垣島ではすでに、同社が納入した単機出力10MWの大型ディーゼル発電設備3基が主力機として運転されており、今回引き渡しが完了した18MWの発電設備は、これらと合わせて石垣島での電力供給に貢献することとになる。