現在のオーディオシステムは、昔のものよりも音が悪い?
2011年8月1日 18:07
eggy 曰く、
近年、ステレオの最大のセールスポイントであるはずのサウンド・クオリティーが二の次になっているという興味深い現象が起きているとのこと(本家/.、Cnet、gizmodo記事)。
その理由は、消費者の多くがネット通販や量販店でステレオを購入する傾向にあり、購入前に音質を聴いて確認することができないからだとしている。消費者は、むしろコネクターの種類や数、ワイヤレスインターフェース、システムのワット数などを気にかけており、その結果として音質の向上に向けた研究開発費が減少し、予算の多くは新機能の追加に向けられることとなってしまった。実際、音響機器メーカーがAppleやAudyssey、Bluetooth、HD Radio、XM-Sirius、Dolby、DTSといった企業に対して支払う特許権使用料やライセンス料といった費用は年々増加しており、これらがステレオ設計の予算に占める割合が大きくなってきているそうだ。
本当に音にこだわるなら、ビンテージものを探した方が良いのかもしれない。
スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェア
関連ストーリー:
Apple、24ビットの高品質オーディオ配信実現へ 2011年02月26日
補助スピーカを用いた「音忠実再生技術」 2009年03月18日
有機ガラス管スピーカー、SONY NSA-PF1登場 2008年06月02日